長野県奥蓼科にある『御射鹿池』。標高1,500メートルの静かな山の中にあり、その幻想的な景色はまるで絵画の世界にきたよう。そうです!東山魁夷の有名な作品『緑響く』のモチーフにもなったことでも知られている景色です。
御射鹿池へのアクセス
御射鹿池は「湯みち街道」沿いにあります。池につくまでは、何もなく少し不安になります。しかし、池を見つけたときは「ああ、東山魁夷の絵のところだ!!」と感動します。
池を少し超えたところに駐車場がありますが、あまり大きくありません。20台ほど止めるといっぱいになります。駐車場から、少し戻る感じで歩いて1分ほどで御射鹿池に着きます。道には歩道がありますが、展望スペースなどはありません。そこには池があるだけ、売店も案内書もありません。とても静かで神秘的な場所です。
絵画の世界のような幻想的な景色
御射鹿池は、もともと農業用のため池として作られ、「道のそばにあるため池」という感じなのですが・・・その景色は「ため池」ではなく、「ため息」が出るような美しさ。
しかし、この池を東山魁夷はよく見つけたなぁと思います。おそらく、この『湯みち街道』を奥に進むと奥蓼科温泉郷があるので、そこに向かう途中にこの素晴らしい景色を見つけたのかもしれません(わかりませんが♪)
こちらです。東山魁夷の有名な作品『緑響く』のモチーフにもなったことでも知られている景色です。奥の森の豊かさと静かな池、まるで森の奥から野生の馬が出てきそうな神秘的な雰囲気は何とも言えません。東山魁夷の『緑響く』には、白馬が描かれています。
わたしが訪れたのは8月。青い空、白い雲、緑の木々。静かな水面に絵のように映っています。美しい景色が何倍にも感じます。
時期によっては写真撮影も大変
御射鹿池は周囲100mほどの小さい池で、歩道から見るしかありません。観光客が多ければ見るのも少し大変かもしれません。ですから写真の撮影スポットを探すのも大変です。できるだけ人のいない時間帯に行くのがおすすめです。わたしも頑張ってなんとか綺麗な写真を撮れたと思います。
このあと、「湯みち街道」を先に進んで、奥蓼科温泉に行ってきました。この奥蓼科温泉は一風変わった温泉なんですよ。